お疲れ様です。モノカラです。
現在関東地方に台風が接近中です。気をつけてください。
本日のネタはSNS(主にtwitter)で時々話題になる、初心者がいきなりハイエンドを買うのはアリかナシか論争についてです。
別にカメラだけではないけどね。
カメラに限らずSNS上では時々このようなネタがホットになりますよね。車にバイク、自転車やギターなど高額な道具が存在するジャンルや界隈ではよくホットなテーマになります。
とりあえずこのブログはカメラに関するブログなのでカメラに話題を絞りつつ書いていきたいとおもいます。
初心者でもハイエンドカメラを買ってもいい。
まず大前提として、初心者ハイエンドアリナシ論争でハイエンドを買った初心者の方を非難する人、ネガティブな言葉を浴びせる人がいますが、これは完全に論外です。妬みをぶつけているようで見苦しいので絶対に慎むべき行為でしょう。
そもそもカメラを買うのに何年以上の経験が必要などの資格は必要ありません。お金さえ持っていけば小学生だろうと売ってくれることでしょう。(さすがに小学生が一人でそんな大金持ってたら怪しまれるかもしれませんが・・・)
ですがもし自分に、ハイエンドを買うかどうか迷っていると初心者の方から相談が来たら、「買ったほうがいいよ!」とおすすめすることは、すぐにはできないと思います。
ハイエンドってすごく良いものだけど重いよ、難しいよ、高いよ。
私が初心者の方にハイエンドカメラをおすすめできない理由は3つほどあります。
1,重さと大きさ
2,操作範囲の広さ
3,高価
それぞれについて一つずつ説明していきます。
簡単にはおすすめできない理由その1 重さと大きさ
まずはこの写真を見てください。
この写真はどちらも同じ50mmF1.8の単焦点レンズを取り付けたものとなります。左のカメラはペンタックスの元ミドルエンドくらいの位置づけのK-5Ⅱsというカメラですが、D5と大きさを比較してみるとこれだけの差になります。K-5だったら少し大きめのバックならちょっと忍ばせて、さっと取り出して撮影ということも出来ますが、D5だとそうはいきません。
そもそもD5などのハイエンド一眼レフカメラはバックに忍ばせてちょっと撮影するというように使用することが想定されていません。とにかくカメラとしての性能を上げるため、大きく、重く安定したボディということで作られています。そのため普段使い(ご飯の写真をSNSにアップする等)を目的とする人、スマホやコンパクトカメラからのステップアップの人には、とてもおすすめすることができません。
簡単にはおすすめできない理由その2 操作範囲の広さ
当たり前の話になってしまいますが、D5や1DXは多機能で、状況や場面によって最適な撮影モードや機能を駆使することで、自分にとっての至高の1枚を撮ることができます。しかし初心者の場合、自分の中にどんな写真を撮りたいかのイメージが固まっておらず、どの場面でどの機能を使っていいのかがわからず、結局いつも同じ設定で撮ってしまうということが起きてしまいます。これは初心者に限らず、写真歴の長い人でも見受けられます。
どんな写真を撮りたいかを明確にイメージするためには、自分にとってのいい写真とは何かをよく考えながら多く写真をとり、多くの写真をみて学ぶしかありません。つまり経験がものをいいます。
この経験を積む段階であまりにも機能が多すぎるカメラを使ってしまうと、設定の沼にはまってしまい、どんな写真を撮っても納得のいく写真が撮れなくなってしまいます。そこで面白くなくなってしまい、カメラから遠ざかってしまうということが起きてしまいます。
簡単にはおすすめできない理由その3 高価
ハイエンドカメラはボディ本体だけでなく、周りで必要となってるものに関しても高価です。
まずレンズに関しては、ボディの性能を生かすためにはセンサーサイズによりますが、フルサイズ対応のレンズが必要になってきます。ニコンだとFXフォーマット対応をうたっているレンズですね。
特にズームレンズは 基本的に普及モデル(生産数を多くして単価を下げる)という位置づけのレンズがないので、 高価になっています。
また記憶メディアについても普及が進んでいるSDカードが使用できないことが多いです。高画質、高画素を求めていくと転送速度が速くなった近年のSDカードでもスペック不足なことが多く、XQDカードやCFカードといった普及の進んでいないメディアを使用することになってきます。当然普及が進んでいないということはそれだけ値段が高くなってきます。
このほかにもボディの性能を生かし切ろうと考えるのであれば多くの出費を覚悟することになります。
これ見た。けど欲しい!
散々おすすめできない理由なんて書きましたが、それでも欲しいという気持ちがぶれなかった人は、初心者だろうが関係ありません。ぜひその手にあこがれのカメラを収めてください!
様々な障壁はあると思いますが、何より大切なものはそのカメラが好きかどうかです。つまりは愛です。愛はすべての障壁を突破します。
・・・ちょっと大げさに書いてみましたが、ハイエンドカメラの障壁なんてこの程度です。そんなに難しく考えず、まずは店頭で展示機を見に行ってはいかがでしょうか?
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